夏休みですね!昨日は、町田市を拠点に活動している「ピッピのくつした」企画の縄文ツアーがありました。
本町田遺跡公園です
あまりの暑さに溶けてしまいそうでしたが、小高い丘は風通しが良く、木陰は少しホッとできました
散策した後、隣接している町田市立博物館で行なわれている「まちだ今昔 時空を超えた対話;縄文ムラと商都」の展示を見学しました
ユニークなかたちですね…
当時の人の指先の動きを想像してドキドキしました…
ふしぎなように見えるかたちには、それぞれに意味があり、思いがこめられている。詳しい方に教えていただきました。詳細を知れば知るほど唸ってしまいます。
うわあ。何でこんなにクルクルしてるんだろう
胡桃のかたちの土器
女性なのでしょうね。土器や土偶を見ていると、子どもを、命をみんなで大事に思っていたのだろうなと伝わってきます。何よりこのパワフルな創造力には惹かれます。勇気づけられますね
何で今、縄文なんだろう?と思いながらも、自分がそれを欲していることは身体が知っているのですよね。かたちを見て惹かれることって、理屈で説明できることではなくて、太古から受け継がれた流れの中にいる自分がそれを知っていると思えるから。そこには揺るがない確信がある。その感覚は大事にしていきたいとあらためておもいました。
現在の縄文ブームは、ある意味現代人がその感覚が薄れていく危機感を持っていることの現れではないかとも思いますが、その感覚を共有できることにわずかな希望も感じています。
実際に触れるコーナーもありました
その後、アトリエまでみんなで歩き、ピッピのくつした「どこでもできる読書会」を行ないました。
作品は武田祐子さんの小説「縄文人」。抒情文芸に2年前に掲載されたものです。
現代に生きる若い女性が主人公のお話しです。生きていれば様々な困難があり、選択を迫られることは何度もあるかと思います。どんな可能性もある中で、世間体や理屈ではなく、自分の身体の声を聞くことを本能的に感じ取り、自分の生き方を決めていく主人公の姿にはっとしました。
深く考えさせられる一日でした。ありがとうございました。
このようすは「縄文特集号」として11月にピッピのくつした冊子として掲載されます。お楽しみに~♪