『消える顔 -チャオ! チシャキャット-』 積雲画廊
これは写真に撮ることができません。脳の中で起こっていることを見ている作品だからです。2人一組になり、体験する人は向かい合わせに座った相手の顔を見ます。その際、片方の目(例えば左目)は、鏡を斜めに配置し左側の壁がうつるようにします。それでも相手の顔は普通に見えています。そのままの状態で、左手で左側の壁をこするような気持ちで動かすと、手の動きに合わせて、相手の顔が消えてしまいます。たいていの場合、相手の目は残り、顔の輪郭が消えます。まるで不思議の国のアリスに出てくるチシャキャットのように。
これは、脳の中で左右別々の画像を重ね合わせることができずに混乱することで起こる現象です。手の動きによって意識がそちらにいき、顔が消え、なぜか眼だけが残るのは、目の存在を脳が特別に意識して画像として優先して見続けているためと考えられます。これはサンフランシスコにあるサイエンスミュージアム「エクスプロラトリアム」で展示されていたものです。今回は、メビタマがコンパクトに再現したものを展示していました。
読むだけでは何の事だかわかりませんよね。いつかぜひ体験してみてください。
『コラージュでふしぎ生きものがすむ世界』
たとえば、こーんな生きものや、 こ~んな生きものが住んでいる、
こーんなお菓子の家をつくってみました。
参加者の方々に、仲間を増やしてもらいました。 すべて雑誌やチラシの切り抜きを自由に組み合わせ
「何か」に見立てたふしぎな生きものたちです。何でできているか、わかりますか?
よぉ~く見ると、ケーキだったり、果物だったり、文房具だったり…
でも、どうしてもそれ以外の「何か」に見えてしまうんですよね。